レーシック LASIK |
レーザーを使用する、近視・乱視(屈折)矯正手術の1つ。
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時 間 | 手術時間は両眼で約20分。(片眼10分。) 手術中の痛みも無く入院も必要ない。(麻酔は点眼麻酔のみ) 手術後すぐに見える人もいるが、視力が安定するには1週間〜1ヶ月間は必要。 |
病 院 | 小笠原眼科クリニック 盛岡市高松 (南青山アイクリニック系列) TEL: 0120−312524 LASIK専用フリーダイヤル(携帯OK) URL: http://www13.plala.or.jp/ogaswara/ MAIL:ogasawara-ganka@diamond.broba.cc |
手術費 | 48万円 2002年11月現在の両眼の場合。(片眼の場合は25万円) 手術後6ヶ月間の検査費、薬費を含む。 |
生命保険 | 生命保険会社によっては手術一部給付金が支給される。 |
手術後視力 | 裸眼視力 1.0以上 の人が 90%以上 を占める。 |
弱 点 | 夜(暗い所)は、光(車のライトや外灯等)が若干眩しく見える。 ハロー現象(光源を中心に後光が射す様に見える)の様な視覚。 |
受術者 | タイガーウッズ(プロゴルファー)、芹沢信雄(プロゴルファー)、中嶋常幸(プロゴルファー)、中谷彰宏(作家、俳優、演出家)、土屋圭市(レーシングドライバー)、清水圭(タレント)、堀会長(ホリプロダクション会長)、野々村俊恵(野々村真夫人)、西崎幸弘(元プロ野球選手)、ほか多数。 (執刀が小笠原眼科クリニックとは限りません) |
詳しい事柄 | レーシック手術のより詳しい事柄については こちら をご覧下さい。 |
〜新しい風景〜 2001年の春だったか? ゴールデンタイムのとあるテレビ番組で何やら視力回復手術の話でスタジオ内の多くのゲストが盛り上がっていたのを見た。その手術は入院する必要も痛みも無いというのだ。その時は眉唾的にその番組を見た。その視力矯正手術は近視・乱視(屈折)矯正手術の1つ、 LASIK(LAser in SItu Keratomileusis)(レーシック)というのを知った。 数日後、気になったのでネットでレーシックを調べてみた。かなりのページがヒットしたが、その中で「南青山アイクリニック」(東京都)のページを見てみた。手術を受けた人の中に、有名なプロゴルファーや俳優さんの名前があり、その瞬間にこの手術は大丈夫だ!と思い込んだ。 その時点で手術を受けたいと思ったので手術代や一番近い病院を探した。そのテレビ番組で言っていた2001年の段階では両眼で60万円で保険が利かない! また日本におけるそのレーシック手術の権威は「南青山アイクリニック」の様だった。 手術費が60万円もかかって、しかも岩手から東京に通院しなければならないと思ったとたんにレーシックは僕の中で夢物語になってしまった。 隣の宮城県にはレーシックとは違う種類のレーザー手術をする病院がある様だったができれば岩手で受けたいと思った。(レーシックよりは手術代が安価ではあったが。) 2001年秋 知人にレーシック手術を受けたと聞かされた。 視力1.0位は出て、水泳も大丈夫ですよ。と言っていた。 まだ夢物語中だった僕にとって、なんとも言いがたい気持ちになった。 確かに裸眼になればいろいろな面で助かる。 例えば、 1.災害時 災害時にもしもメガネを壊してしまったら、 特注のメガネ故に結構不自由な視生活を送る事になるだろうが、それを避けられる。 水が出なければ、コンタクトレンズ使用も不自由するだろう。 2.スポーツ・アウトドア 趣味の川下りをしている最中に沈しても大丈夫だろう。 (2000年夏に沈した時もしもメガネが無くなっていたら!と考えて蒼ざめたのは事実。) 3.飲食 ラーメンを食べる時にレンズが曇らなくてすむ!という事もある。 4.入浴 自宅はともかく、温泉などに行った時はメガネが曇って足場や周りが見え難くくて大変であるが、それが無くなると思う。 (私の場合、メガネ無しで温泉浴場の段差が分からなくて踏み外し、肝を冷やした経験あり。) そのほか、結構裸眼の恩恵はあると思える。 そう思ったので、更に「南青山アイクリニック」のページを見たところ、検査だけは岩手・盛岡の「小笠原眼科クリニック」でできる事を知った。レーシックは検査してOKならば手術が可能らしかった。 2002年2月 会社でホワイトボードを使って打ち合わせをしていた時、字が見えなくて困った。帰りにメガネ屋に寄り、視力を測ってもらって駄目なら新しいメガネを作ろうと思った。レンズの度数を強くして視力検査したが、一向にあの小さい字が見えないのである。まあ、夕方は眼が朝よりは疲れているものだからと思い、メガネ屋さんに時間をかけて測定してもらったが、結果は変わらなかった。その時点で私の眼はある域(メガネではこれ以上視力が出ない?)に到達したのだと思った。コンタクトを使えば小さい字も見えるのだが、少し滲んで見える為、そちらに神経を使っていると眼が疲れやすくて私には長時間使用は向かないのだ。 後で分かったのだが、ソフトコンタクトでは乱視の矯正は難しいのでどうしても滲んだ様に見えてしまうとの事だった。 過去にハードコンタクトも使用した事はあるが、これも私には合わなかった。 2002年7月 この頃、持病の「何でも比較」病がうずき、コンタクトとレーシックを10年間使ったらどれだけどっちが得か?!と思い、ざっと計算してみた。 ・使い捨てコンタクト10年分(約7万円×10年)=70万円 ・レーシック=1回60万円 あくまでも高価な使い捨てコンタクトを使った場合だが、レーシックよりも高価になると思った瞬間にレーシックの勝ちと思い込んだ。 数日後、ネットで再度「レーシック」を検索した。岩手・盛岡の「小笠原眼科クリニック」のページがヒットしたので見てみた。なんと!手術できると書いていた。しかも、あの「南青山アイクリニック」系列で更に手術料が両眼で48万円(税込み 月々1万円の分割払いOK)だった。 その時点で私の新しい風景を買おうと思い、家族に時間をかけて説明説得した。でも、手術を受ける事に全く不安が無い訳ではなかった。 <不安事項> 1.絶対に失明しないのか? 2.手術後また見えなくなったらどうするのか? 3.アオミドロ?(飛蚊症)は見えたままなのか? などが挙げられた。 視力は、裸眼で0.7以上見えればいいかなぁ程度にしか考えていなかったので、90%以上の人が1.0以上との事だったので不安にはならなかった。 2002年10月 意を決して小笠原眼科クリニックに電話した。手術はどんなものなのか?という事を、全くレーシックを知らない素振りで聞いた。数日後再度電話して検査日を10/18に決めた。検査日の少し前に眼科の場所を下見した。 2002年10月18日(レーシック適正検査) 眼の説明と検査を約3時間受けた。 ざっとした説明&検査は、ものの見え方の説明、老眼の説明、角膜層の説明、レーシックの説明、手術についての説明、他のレーザー手術との比較説明、手術費支払い方法について、生命保険の一部給付金について、手術不安事項のQ&A、視力測定、眼圧測定、眼底測定、角膜の厚さ測定、角膜細胞量の測定、等である。 レーシックは全ての近視乱視の人が受けられる訳ではないようだった。 レーシックはフラップと云う角膜の薄皮蓋を、マイクロケラトームと云うかんなの様な機械で作成後、フラップを開けた所にレーザーを照射し、角膜を凹レンズに仕立てる為に切削加工し、そこへフラップを被せる手術なそうである。 先生の話では、角膜の厚さはおよそ500μmなそうだが、個人差により厚かったり薄かったりするとの事。近視が強いと削る量が増えるため、角膜が薄い人は向かないケースもあるようだ。 質問の時に不安事項について聞いてみたところ、 Q1.絶対に失明しないのか? A1.成功率100%とは言えないとの事だった。 今まで100眼以上の実績では失明した人はいないとの事だった。 レーザーは全て角膜に吸収されるので網膜への影響は無いとの事。 Q2.手術後見えなくなったら? A2.再手術を行う場合もあるとの事だった。 ただ、近視が強いと角膜を削る量が増えるため、中には再手術はできない 人もいるとの事だった。(その際は薄いレンズのメガネが必要になる。) 手術代が高価なのは、手術後の検査、薬代の他、再手術する事も考慮している為 との事だった。(再手術適用期間は3年間) Q3.アオミドロ?(飛蚊症)は見えたままなのか? A3.見えたままとの事だった。 余談ではあるけれど、小学校の理科の授業などで池の水を顕微鏡で眺めた事は 皆様あると思うのだが、その中にアオミドロ、ミジンコ、ゾウリムシといった 微生物の半透明な姿が見えたはずである。眼の悪い人は、これに近い虫のような 糸くずゴミのような物がスーっと移動している様を見る事ができる。 これは「飛蚊症」と呼ぶらしいのだが、これは眼球内の液体の流れが原因との事で、 レーシックでは治らないと言われた。(当たり前と言えば当たり前なのだが。) 飛蚊症(ひぶんしょう)の詳しい事はこちらをご覧下さい。 <老眼について> それと、老眼はどうしても避けられない事を聞いたのだが、 老眼になった時(50歳位?)に老眼鏡をかけたいか?、かけたくないか? という選択話をされた。 仮に手術を「1.0設定」にすると老眼鏡をかける事になるし、 「0.8設定」にすると老眼鏡をかけなくてもいいかもしれない。との事だった。 私は15年後の心配も確かに大事だけれど今1.0欲しいので老眼鏡をかける方を選択した。 <夜間運転について> また、夜に長時間運転されますか?と聞かれたのだが、なぜならば レーシック手術後は夜は光が若干眩しく感じるからなのである。 フラップは瞳孔(黒目)よりも小さい為、瞳孔直径とフラップ直径の差 の幅(0.5〜1.0mm)の所で光が乱反射する為との事だった。 大体、瞳孔直径が7mm、フラップ直径が6mmが平均的らしいのだが、昼間は瞳孔が4mm 程度なのでフラップ径内なので問題無いが、夜はフラップよりも大きく瞳孔が開いて しまうので若干の眩しさが感じられるようになるとの事だった。 私の場合、現段階で車のライトも外灯も膨らんで見え、眩しく感じているので、 その問題は大丈夫と思った。 <フラップ完全密着について> フラップが完全に密着するまでは、3ヶ月以上は必要との事。 角膜は5層構造になっており、上部2層は再生可能な層との事で、 フラップはこの再生機能にて密着されるとの事。 水泳等する時はゴーグル着用すれば手術後1ヵ月からは可能だが、 3ヶ月以上時間を置いてから行った方がより安全だと思った。 <歴史について> レーシックはアメリカで行われるようになって30年、日本では10年しか経って いない最近の技術であるとの事だった。小笠原眼科クリニックでは2年前から行わ れているとの事だった。 検査では瞳孔を開く薬を使用するため、 検査終了直後は外の光が眩しすぎて薄目にしないとかなりキツイ状態になる。 検査後約2時間休憩して眩しさを我慢しながら家路に着いた。 こういう日に限って、天気はすごく良かったりするものだと思った。(^^;) 2002年11月27日(手術3日前) 手術前の説明&最終検査を約3時間半で行われた。 ざっとした内容は前回の検査よりもより詳しい視力検査、角膜厚の測定、採血(腕から)、涙量測定、手術後1週間着用するサングラスの選定、等 2002年11月30日(手術日) 精神安定剤の様な少し眠くなる薬を服用後、点眼麻酔を受けた後、 手術(20分)+確認(20分)で約40分間で全てが終わった。 終わってから20分位休んで病院を後にした。 あまりにも早くて、あっけに取られた感じがした。 手術になる前にちょっと気になっていたのが 1.私はまばたきの回数が多いけれど大丈夫か? 2.マイクロケラトームで角膜にフラップ(薄皮蓋)を作る時、 本当に痛くないのか? 3.手術中は一点を見つめていなければならないけれど、 視点を外したらどうしたらいいのか? Q1.まばたきは大丈夫? A2.まばたき出来ないように器具で固定されるので大丈夫だった。 Q2.フラップを作る時は痛くないのか? A2.全く痛くなかった。(点眼麻酔している為、感触も分からなかった。) Q3.一点を凝視できなかったら? A3.少し位視点が動いても、機械が追従するので問題ないとの事だった。 それでもしっかりレーザーの赤い点を見ていた。 レーザー照射している時は角膜を削るというよりも焼くので、少し焦げ臭かった。 けれど痛みは全く無いので、あぁ〜どこか隣で魚を焼いているよ〜 と云う風に 気持ちを逸らしていた。 私自身、信じられないくらい良く見えるので、メガネやコンタクトに不自由している人は検討してみる価値が大いにあると思いますよ。 私の場合、視力は次の様になりました。
1日後の視力があまり良くないのはそのためです。その後は順調に回復しました。 レーシックについて分からない事や不安に思っている事柄をメールで問い合わせると 小笠原眼科クリニックからは迅速に回答を得られますので、私はメールを活用しています。 小笠原眼科クリニック(岩手県) http://www13.plala.or.jp/ogaswara/ ogasawara-ganka@diamond.broba.cc LASIK専用フリーダイヤル:0120−312524 南青山アイクリニック(東京都) http://www.minamiaoyama.or.jp/ info@minamiaoyama.or.jp フリーダイヤル:0120−893810 余談ですが、 小笠原眼科クリニックの先生や看護婦さん達は院長先生の厳選なるオーディションを通り抜けてきた俳優&女優さんの様な感じで、そちらを見ているだけでもしかしたら眼が良くなる?!のじゃないかと思ってしまいました。私の担当の先生は俳優・タレント「加○ 大○」さんに凄く似ていて、付き添いで来ていた妻がしきりに気にしていたのが少し気になりました。(^^;) 10〜35歳迄の25年間のメガネ生活から脱却できたので、しばらくは馴染みの新しい風景を楽しみたいと思っています。(^^)v |